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【JVTAが日本語字幕を制作】京都大学 東南アジア地域研究研究所で「VDP2023入選作品上映会」が開催

【JVTAが日本語字幕を制作】京都大学 東南アジア地域研究研究所で「VDP2023入選作品上映会」が開催
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12月16日(土)、京都大学 東南アジア地域研究研究所で「VDP2023入選作品上映会」が開催される。Visual Documentary Project(VDP)とは、東南アジアの若手映像作家が制作する短編ドキュメンタリーを募集し、上映するプロジェクトだ。11回目となる今年のテーマは「笑!」。マレーシア、インドネシア、ミャンマー、フィリピンなど東南アジアで作られたドキュメンタリー4作品が上映される。これらの日本語字幕を担当し、4人の翻訳者が手がけた。

このプロジェクトで翻訳のディレクションを担当した先崎進ディレクターに話をきいた。

「JVTAは今回、各作品のオリジナル言語から制作した英語字幕を基にして日本語字幕を作りました。国際映画祭などの英語以外の言語の場合は英語字幕から翻訳されることが多いですが、英語字幕からは読み取れない原語のニュアンスやその国の文化的背景を日本語字幕に入れ込む作業が難しかったです。監修を担当された先生から原文の訳やニュアンスをいただけましたが、特にジョークを限られた文字数の日本語に落とし込むのに苦労しました。

すべてドキュメンタリーであり、政治的な問題やその国の歴史などに深く関わる内容だったため、今回はオリジナルの言語や文化、歴史など地域研究の専門家である京都大学の先生方に監修をいただきました。「英語字幕はこうなっているが、原語では実はこう言っている。この言葉にはこういった歴史的な背景がある。もうひと工夫できないか」といった話し合いを重ね、翻訳経験が豊富な翻訳者が作った字幕をもとに、リライトを何度も繰り返しながら字幕を作っていきました。

例えば、英語で「office」と訳されている言葉が、原語の故事からの引用された言葉で「王宮の執務室」の意味であったり、原語で「カエル」という言葉が“信念もなく跳ね回る(政局に応じて立場を変える)政治家”を表す表現で、そこで笑い取るのに「寝ガエルのが得意」と訳したりと、上映会の作品のテーマである「笑い」を字幕で再現するのは難しいと改めて感じました。

コロナ禍以降、会場での上映会は実に4年ぶりとのこと。全ての作品に英語と日本語字幕がついており、来日する監督や作品の背景に詳しい研究者の皆さんの解説もあります。参加は無料で事前予約なしなので、お近くの方はぜひ、おでかけください。」(先崎進ディレクター)

◆VDP2023入選作品上映会

日時: 2023年 12月16日(土)13:30〜18:00

場所: 京都大学 東南アジア地域研究研究所 3F大会議室

公式サイト:https://vdp.cseas.kyoto-u.ac.jp/theme/vdp2023/

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