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ついに完走!“聖火リレー翻訳”の舞台裏

ついに完走!“聖火リレー翻訳”の舞台裏
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8月24日に開幕した東京2020パラリンピック。開会式翌日から12日間にわたって行われる今大会には、161の国と地域から4,403人の選手たちが参加し、22競技、539種目でメダルを争っている。日本からは史上最多となる254選手が参加、8月26日には競泳男子100メートル自由形の運動機能障害のクラスで、鈴木孝幸選手が金メダルを獲得するなど、“パラスポーツの祭典”と呼ぶにふさわしい盛り上がりだ。
 

JVTAは東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレーのダイジェスト映像のテロップを修了生15人のチームで毎日英語に翻訳してきた。聖火台に火が灯るまでのあいだ、翻訳の現場では何が起きていたのか? 担当ディレクターのひとり、JVTAのパク・ソンジュンに話を聞いてみた。
 

求められたのは時間管理とリサーチ力
パク●“聖火リレー”のプロジェクトがスタートしたのは、ことしの3月末。そこから、オリンピック開催までのおよそ4カ月間と、パラリンピック開催前の13日間、毎日英語字幕をつけてきました。
このプロジェクトで最も大切なのは、時間管理とリサーチ力でした。翻訳素材となる、ランナーを映した映像は毎日深夜に到着。その映像のテロップを翌朝6時までに翻訳します。その後、チェッカー担当が2時間以内にランナー名の誤表記や脱字がないか、翻訳がこれで最適かを確認。最後に、プロジェクトリーダーがもう一度チェックして9時までに制作チームに納品します。
 

時間が限られている中で、とにかく気をつけたのが表記の確認です。有名な方が走る回は手元の資料だけでなく、必ず公式サイトも確認して作業を進めます。一般の方が走る時でも、可能な限り正しい表記を確認する。せっかくの晴れ舞台なのだから、誤字があってはいけません。
 

映像制作チームとの連携も大切に
パク●テロップはランナーの皆さんのコメントがメインです。そのコメントの一つひとつに聖火ランナーとしての様々な思いや願いが込められています。チームではそうした思いを受け取り、できる限り映像を見ている人にその気持ちが伝わるよう心掛けていました。そのためには、映像制作チームとのコミュニケーションも重要。例えば、到着した映像だけを頼りに翻訳を進めようとすると、ランナーの方が語っていたコメントのニュアンスを汲み取れきれないことがあります。チャットツールなどを使い、密に連携しました。
 

JVTA修了生の力で無事“完走”
パク●タイトなスケジュールでも、何事もなく両大会の開会を迎えられたのは、学び続けるJVTA修了生の皆さんの実力があったからでしょう。東京2020オリンピック・パラリンピックの聖火はさまざまな思いでつながれました。現在、パラリンピックが盛り上がっていますが、この翻訳プロジェクトを“完走”した私たちも、観客として、引き続き選手たちを応援したいと思います。
 

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