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【ロサンゼルス校インタビュー】通訳トレーニングで 英語を聴く・話す・読む・書くスキルを総合的にアップ

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北原洋平さん
2012年10月2013年3月 
ロサンゼルス校 土曜 通訳入門科クラス受講

帰国後、国際物流会社のロジスティックス事業で、海外支社や、現地法人の倉庫、輸送などの管理業務に従事。南アジア地域を担当し、インドネシアやベトナムなどへの月1週間程度の出張を含め、日常的に英語を使う。現在は、上海駐在。
 

◆会社の研修でLAへ より正確に伝えられる英語力が必須に
2012年4月から会社の研修で1年間ロサンゼルスに滞在しました。渡米前、営業を担当していた時は、込み入った内容に対応できるような高度な英語力は必要なかったのですが、ロサンゼルスでは会社の収支や方針などに関わる業務となり、より正確に伝えるためのテクニックを身につける必要性を感じていました。そんな時に現地のフリーペーパーでJVTAの通訳入門クラスを見つけたのです。
 

実は当初、「せっかくアメリカにいるのに、日本人講師の授業に時間を使うのはもったいかな」と躊躇していたのですが、現在は受講して本当によかったと思っています。表面的な文法等を直すだけでなく、「そういう意味なら、こう言うべき」などといった細かな点も、日本語で納得いくまで質問することができました。日本人同士だからこそ、質問の真意をくみとって「この表現のほうが、よりわかりやすく伝わる」と具体的に教えてもらえたのが良かったですね。
 

◆英語から日本語、日本語から英語へ 常にスイッチを切り替えて
何となく伝われば成立する英会話の授業とは違い、「与えられたトピックについて正確に伝える」といったトレーニングは初めて。クラスメイトの意識や英語力のレベルも高く、最初は発言するだけでも勇気がいりました。渡米前に英語を習っていた時は「英語で考えて英語で話せ」と言われていたのに対し、通訳クラスでは英語から日本語、日本語から英語と常に行ったり来たりするトレーニングを繰り返します。そのスイッチを素早く頻繁に切り替えるのが大変でした。
 

◆英語だけでなく効果的なトレーニング法を学ぶ
講師との距離が近く、何でも相談ができる環境だったので、効果的なトレーニングや学習法の改善のしかたなども教えていただきました。そこで、授業の復習としてシャドーイングという英語の音声を聴きながらその後を影のようについて原文を繰り返す訓練や、英文の音声を聴いたらすぐに声に出して日本語に訳すという訓練を、毎日地道に繰り返していました。すると、aやtheといった冠詞、複数形、過去形、現在形など、これまで曖昧に流してしまっていた箇所に気づき、英語から日本語、日本語から英語へと楽に切り替えられるようになりました。そして、よく出てくる英語の決まり文句や日本語表現の言い回しが、どんどん頭にストックされていったように思います。必然的に語彙力や表現力があがりましたね。
 

◆「メモの取り方」にもプロのテクニックが凝縮
通訳訓練では、メモの取り方も学びました。逐次通訳では、話者が話す内容を聴きながらメモを取り、すぐに訳出します。当初は、英文を聴いて全てを書き取ろうとしていたのですが、ポイントとなる単語を拾いながら、一言一句を記憶するのではなく、概要をイメージで捉えて訳すのだと分かりました。講師が実際に仕事で使ったメモを見させてもらった際、あまりにも情報が少なくて驚いたのを覚えています。「人は同じことを何度も言うので、矢印など記号を使って省略し、キーワードを書いておくのがコツ」とのアドバイスも参考になりました。授業に先立ち、教材の中にでてくるキーワードが10から20個ほど載った単語表が配布されるので、それをもとに予習するのですが、毎回の授業の冒頭ではその単語表にある言葉から自分なりに文章を組み立てて話すというトレーニングがあります。この訓練が、単語からイメージを膨らませ、そこから訳出につなげていくスキルの向上に役立ちました。
※写真はサンタモニカにて。
 

◆インタビュー通訳は話者の真意を読み取れ
特に苦労したのはインタビューの通訳です。話した通りに一言一句を正確に訳しても、「この人の言いたいことは何かが分からない」と指摘されます。大切なのは、話者が伝えたい真意を素早く理解し、そのポイントを落とさないことだと、繰り返し教えられました。絶対に訳せないと思うような複雑な表現でも、「何を伝えたいのか、真意は何なのか」と掘り下げてみると、実はいろいろな表現で訳せることを学びました。現在の業務では物流の納期など会社の収支に関わる内容を扱っているために、情報を正確に伝えることが求められます。商談やメールのやり取りの中で、相手の真意や意図を捉えて正確に伝えるトレーニングがとても役に立っています。今では「もう少し気の利いた格好いい表現にしてみよう」などと考える余裕もでてきましたね(笑)。
 

◆通訳トレーニングで 英語を聴く・話す・読む・書くスキルを総合的にアップ
授業では医療や環境、政治のほか、専門家のインタビューなど普段英語ではあまり触れてこなかったジャンルも勉強できました。専門用語などを下調べするうちに知識も広がりましたし、きちんとした堅い表現も覚えられました。その中から業務で使えそうな表現や言い回しをたくさんストックできたので現在も仕事でよく使っています。それが正しい表現だと分かっているので自信を持って使えるようになりました。
 

通訳入門クラスのトレーニングは、英語を聴く、話す、読む、書くスキルのアップに効果的だったと思います。英語脳をフル回転して挑むので、3時間の授業の後はぐったりしたものの、英語力だけでなく、効果的なトレーニング法やプロのコツを学ぶことができました。大事なのは、間違えを恐れずに、とにかく聴いたことをすぐに訳して口に出してみること。独学では難しい通訳トレーニングも、クラスを受けると訳出したことが相手に伝わっているのかどうかをその場で確認できるのでやりがいがありました。また、授業で学んだことをすぐに実生活の会議などで試せるのも現地ならではのメリットです。日常生活が実践の場という環境で学び、すぐに使えるスキルを身につけたい人におすすめですね。
※野球が大好きな北原さん。写真はドジャースタジアムにて。
 
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