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花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集 Vol.55 お正月のカラフルな旗

花と果実のある暮らし in Chiang Mai プチ・カルチャー集 Vol.55 お正月のカラフルな旗
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★「花と果実のある暮らし in Chiang Mai」
インパクト大の写真をメインにタイのリアルなプチ・カルチャーをご紹介しています。
 
今年もタイのお正月がやってきました。コロナの影響で今年も水掛け祭りは行わないという方針で、やはり街は静かでした。でも市場では、お正月のお飾りなどが販売されていて、見ているとやはりワクワクします。和紙でできたこの旗のようなお飾りは、手作り感に溢れていて、いつも気になっていました。タイ語でトゥンサイムーといい、様々なお祭りやイベントにも使われますが、古くはランナー(タイ北部の昔の王朝)の人々が宗教儀式に使っていた、新年の伝統的なものです。お正月にこれをお寺に捧げることで、徳を積み、幸運をもたらし、また亡くなった方への奉納の意味があるそうです。購入したものは、和紙でできた七夕祭りのお飾りの投網のようなものと、手で押された十二支のスタンプ模様の一枚がセットになっていました。タイの十二支の最後は亥(猪)の代わりに豚なのですが、その十二支のスタンプをよく見ると、最後はなぜか象! タイ北部らしい動物が象徴されていて、なんだかいいなあと思いました。
そしてお正月3日目、私たちはお寺に行き、このトゥンサイムーをお寺の真ん中に盛られた砂塔に刺しました。砂塔が盛られているのは、この一年お寺を訪れた際に靴に付いた砂をお寺に戻すという意味があるそうで、お寺の前でバケツ一杯の砂が販売されていました。お正月という節目に、お寺で風に靡く美しい旗を見ながら、いつもなら自己中心の祈りをする自分が、今年は世界の平和を祈っていることになんだか複雑な心境でした。
 

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Written by 馬場容子(ばば・ようこ)
東京生まれ。米国大学でコミュニケーション学専攻。タイ、チェンマイに移住し、現在は郊外にある鉄工房でものづくりをするタイ人パートナーと犬と暮らす。日本映像翻訳アカデミー代々木八幡・渋谷校時代の修了生。
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花と果実のある暮らし in Chiang Mai
チェンマイ・スローライフで見つけた小さな日常美
 
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